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引越し料金の仕組み

<引越料金の仕組み>

引越料金のどのように算出されるのでしょうか。

運賃・作業料金(トラックの大きさ・台数、作業時間、輸送距離)+実費(作業スタッフの人件費、梱包費など)+付帯サービス = 引越料金

◆運賃・作業料金

まず運賃は、トラックの最大積載量と運送距離あるいは作業時間で決まります。距離制・時間制ともそれぞれ基礎距離・基礎時間があり、超過するごとに追加料金が加算され、休日・深夜・早朝などの割増料金や車両留置料などがプラスされる場合もあります。
これらの基準となる運賃は各地方の運輸局が定めているため、法外な料金になることはありません。また引越し作業とは業者が積地に到着してから業者が帰庫するまでと定義されています。

実費作業員の人件費、ダンボールなどの資材費、遠距離の引っ越しなどで荷物を倉庫などに保管する場合の一時保管料、有料道路通行料などが含まれます。
フェリーなどを利用する場合にはこれらもあらかじめ計算に入れておくと良いでしょう。

◆付帯サービス料

エアコンなど電気製品等の取り付け・取り外し、ピアノや車・絵画や骨董品といった特別な家財の運搬など、一般的な荷物を運ぶ作業以外のサービスにかかる料金です。
「実費」と「付帯サービス料」は、各業者が独自に決めています。また、自社ではなく提携業者に依頼する場合はかえって高くなる場合があるため、特殊な運搬物は比較検討も重要です。

なお、手付金(内金)のようなものを引越し会社が請求することは禁止されていますので、請求されても支払わないようにしましょう。

見積もり書の見方見積もり書がそのまま契約書となる場合が多いようです。メールや電話のみでの契約、また現地見積もりを行わない場合でも引越業者との事前確認を充分に行い、契約内容をきちんと書面にしておくことが重要です。
トラブルになりやすい事例としては、家具の分解、荷物の量の誤差、組み立て・吊り上げなど特殊な作業の発生などがあります。解梱包サービスを利用する場合も、どこまで作業するのか責任の所在を明らかにしておきましょう。
業者名、担当者、所在、付帯サービス、保険、荷物の破損・紛失やキャンセルなどの項目をしっかり確認し、少しでも疑問に思う箇所があればきちんと説明を受けておくことが大切です。
見積りを取る際、どうしても引越料金の総額だけが気になってしまいます。しかし引越料金はそれぞれのサービスに基づいて算出されているものです。引越料金が適正なものであるかどうかを判断する上でも、料金がどのように構成されているのか確認してみる必要があるでしょう。

 

引越し料金を安くしたいなら>

引越料金は少しでも安い方がいい、と考える方が多いのではないでしょうか。少しでも引越料金を節約するために、どんな方法が考えられるか以下で説明していきます。


◆平日に引っ越す◆
引越は日にちによって料金が変わります。みんなの都合のいい土・日、祝日は料金も高めになります。平日は休日に比べて安く設定されているので、もし融通が利くなら平日に引越ましょう。平日なら業者も時間的にゆとりがあることも多いので、落ち着いて引越ができそうです。

◆3月、4月は避ける◆

3月、4月は引越しのピークです。
この時期の土・日はまるで大安の結婚式場のように分単位でスケジュールがぎっしりです。値引きどころか、割り増し料金をとる企業も多いです。どうしてもこの時期という理由がなければ、この時期は避けたほうがいいです


◆見積りは数社とる◆

引越し前の話ですが、見積もりは必ず数社とって比較検討を行いましょう。値段だけでなくサービスについても業者ごとに違います。くれぐれも値引率が高いから、といって他の業者を見ずに即決することだけはやめましょう。


◆荷物を減らす◆

何年も着ていない洋服や、読まないで置いてあるような本や漫画、古くなったら大型家電製品等は処分するかリサイクルに出すことをお奨めします。荷物が減ればその分引越し料金もやすくなりますからね。

◆午後便、フリー便を使う◆

時間に余裕がある方は午後便やフリー便をお奨めします。午前中に運んでもらって、夕方までに開梱をしたいと考える人が多いので午前便のほうが需用が多いのです。値引きとしては若干になりますが、少しでも価格を抑えたい人にはお奨めです。


 

<見積もりを取る際のポイント>

◆ 必ず複数の見積もりを取る! これには、ちゃんとした理由があります。 1社しか見積もりを取らなかった場合は、まさに営業マンの『言い値』で決まってしまうケースがあります。
これはお得だとは言えません。必ず、3~5社の見積もりは取りましょう。 そして、見積もりの日を1日に集中させて30分~1時間おきくらいで見積もり時間の約束をします。

営業マンには 「今日は数社に見積もりをしてもらいます。○×引越さんと○△引越さんと・・・」 と伝えてあげましょう。(何も気を使う必要はありません。料金面にもサービス面にも良い引越しをする為です。) ←ここは本当に大事な所です!
慣れた営業マンなら、同業他社の料金をだいたい把握しています。
営業マンも契約を頂きたい訳ですから、料金面とサービス面で条件の良い見積もりをしてくれる事でしょう。そうする事で適正価格が出てきます。

 

◆契約は急がない

 営業担当者から、「今日決めていただけたら、00円値引きします。」 と言われることが有ります。明らかに安いと思えるのなら別ですが、いつ返事しようが引越料金は変わりません。又、サービスのダンボールを置いて行きますと言うのも断りましょう、後で回収してもらうのも面倒だしそんな所は回収にくるかもわかりません。
引越運送約款では契約時に手付金や、前金などを取ること禁止しています、引越の3日前までは、キャンセル料いりません(実費などは除く)。
あまり契約を急ぐ業者は注意しましょう。

 

◆電話だけで見積もりと契約を終わらせるのはダメ
多くの引越し業者で、見積もりの際に作成された見積書がそのまま契約書となります。契約書を見積書とは別に発行する引越し業者もありますが、結局は見積書を元に契約書を作りますので同じこととなります。電子メールや電話だけで契約を交わす場合でも、きちんと契約内容を書面にしてもらい、見積もりの際にお願いしたことと契約内容に違いが無いかをしっかり確認するようにしましょう。契約書は引越し業者とあなたの約束を書面化したものです。契約書に記載されていない内容はお願いをしていないことと同じことになるのです。電話だけでの口約束は頼む側も手間が無いのでついついやってしまいがちですが、不要なトラブルを招く元だということを頭に入れておいて下さい。頼んでも契約書を提出せず、契約内容について説明もしないような引越し業者は問題外です。どんなに安くても絶対にお願いをしてはいけません。

また多くの場合、見積書から作業指示書が作成されます。引越し当日に作業員の方はこの作業指示書の指示内容に従って引越し作業を進めていきます。即ち、作業指示書に書かれていない作業はやってもらえない、または別料金を請求されるのが一般的です。見積書に書かれていないから契約書にも書かれていない、だから作業指示書にも記載されていない。見積書を確認していなければこんなことになる恐れがあるのです。引越しに関ることは全て見積書が元になっていることを忘れないで下さい。

さらに、実際に下見をしてもらうことによって、電話では分からないことも見てもらえます。あなた自身が忘れているようなことでも、プロの目でしっかりと確認してもらえます。そもそも逆の立場で考えてみて下さい。あなたが営業マンだとしたら一回も作業現場を見ずに電話だけで料金を出せますか?引越し現場となる個人宅は100件100様。電話だけであなたの家の状況が100%分かるはずもありません。作業をスムーズに終わらせようと思えば、一度は現地を確認しようとするのが当然です。電話だけで見積もりを行い、一回も下見をせず早く契約を終わらせようとする引越し業者は要注意です。

 

<見積書を見る際の注意点>
ではどのように見積書(契約書)を見るのか、どのような点に気をつけなければならないのかを紹介しましょう。

引越し業者名
事業者名、所在地、電話番号、営業担当者名、事故担当者名、事業者番号が記載されていることを確認して下さい。特にインターネットでの一括見積もりなどを利用して見積もりをお願いする場合には特に気をつけておいた方が良いでしょう。
◆事業の種類(許可件名)と許可番号
引越し業者は事業を行う上で事業の許可(又は届け出)が必要となっています。引越し業者が「一般貨物自動車運送事業者」「貨物軽自動車運送業事業者」「貨物利用運送事業者」の中のどれにあたるかをホームページやチラシなどで調べましょう。「一般貨物自動車運送事業者」か「貨物利用運送事業者」にあたる業者であれば見積書に許可番号が記載されていると思います。この許可番号がどこにも記載されていない、またはあいまいな記述がなされている業者には絶対に依頼をしてはいけません。また、「貨物軽自動車運送業者」が最大積載量350kgを超えるトラックでの見積もりを出すことも違法となっていますので気をつけて下さい。
◆取引先保険会社
取引先保険会社が明記されていない見積書を出してくる引越し業者は、保険会社との取引がない可能性もあります。保険に加入できない引越し業者に引越しを依頼するのはとても危険です。必ず取引先保険会社がどこなのかを確認しましょう。あわせて保険料金、補償限度額、破損があった場合の対応もしっかり確認し、見積書に明記してもらって下さい。
◆作業日時
明記してあることを確認して下さい。
◆資材
何をいくらでいつまでに持ってきてもらえるのかを明記してもらうと良いでしょう。買取なのかレンタルなのかも併せて確認して下さい。
◆住所、電話番号
これはあなたの電話番号と現住所、新居の住所です。誤りがあると引越し業者からの急な連絡がとれないなんてことにもなりかねません。正しい情報が書かれていることを確認して下さい。
◆個人情報について
見積もりに記載されている情報は全てあなたの個人情報にあたります。「個人情報の扱いについて」など個人情報の利用用途や管理方法などが明記されていない場合には注意が必要です。問合せても答えてくれない引越し業者には作業を任せない方が無難です。
◆作業内容
どれだけの作業を引越し業者の方でやってもらえるのかを明記してもらって下さい。特に箱詰めや箱出し、家具の分解や組み立て、家具の設置などは引越し業者によってどこまで作業するかがまちまちです。荷物ごとに作業内容を明記してある見積書を出してもらうのがベストです。ここであいまいな回答しかくれない引越し業者には絶対に作業を任せてはいけません。 新築の建物であれば養生は必ずやってもらって下さい。養生に要する費用も明記してもらっておくと良いでしょう。新築なのに養生を拒むような引越し業者には絶対作業を任せてはいけません。
◆料金
全体金額はもちろんのこと、引越し作業当日に追加料金が発生する可能性があるのかどうかもしっかり確認しておきましょう。また内税なのか外税なのかも確認が必要です。さらに、支払方法はどのようなものに対応しているのか、作業前に払うのか作業後に払うのかも確認が必要でしょう。
◆付帯サービス
一番トラブルが多い箇所です。言った言わないのトラブルに巻き込まれないようあなたが頼んだことは全て見積書に明記してもらうようにしましょう。料金がいくらなのかも併せて明記してもらうと良いでしょう。
◆実費の有無
高速道路料金やフェリー料金など。実費がかかる可能性があるのか、もしかかるのであればどちらが費用を持つのかなどを明記してもらって下さい。
◆その他
少しでも疑問に思うことがあれば必ず引越し業者に確認をして下さい。その際に見積書に明記してもらうことも忘れてはいけません。そんなことで態度が変わる引越し業者であれば、どんなに安くてもどんな裏があるか分かりませんので絶対に作業を任せてはいけません。


引越し料金のポイントとなる点~
引越し作業に携わる作業員の人数(こちらが一番大きなウェイト)
・運送区間
・車両の種別(家財道具の量が一定量を超えると一気に跳ね上がる恐れも[10t車1台→10t車2台])
・家財道具の量(部屋の間取りで大まかに算出する業者もある)
・梱包資材の料金(ダンボール代など無料にしてくれる業者もあります)
引越し予定日(引越し業者の忙しい日は少し割高)
・使用する機材料金(ポータやクレーン、ゲート車などを使用すると追加料金をとられることが多い)
・住居の近くまでトラックが入らない場合は横持ち料金が必要となる場合が多い

<見積時に使われる専門用語>
引越を大きく左右するといわれる見積り。単に料金を知るだけにとどまらず、いろんな情報が聞き出せるチャンスととらえましょう。これくらいの用語を知っておけばスムーズに担当者とコミュニケーションが取れるだけでなく、さらに詳しい内容まで踏み込んで質問をすることも出来そうですね。「聞いてない」「聞かれなかったから」と、あとあとトラブルに発展しないよう、ここはじっくりお互い話し合ってみましょう。

◆荷造り・運搬方法編
「搬入・搬出」
建物に荷物を運び入れる(出す)こと。  作業は業者に任せて、あとは荷物が運び入れやすいように気を配りましょう。

「養生」(ようじょう)
搬入・搬出の際に建物、建具や門扉などにキズがつかないようボード、シートやキルティングマットを使って保護すること。  マンションなどでは、養生の仕方が定められているところもあります。
事前に確認してみましょう。

「梱包」
荷物を紙・ダンボール材・キルティングマットなどで包んだり、紐をかけたりすること。  家族向け引越プランでは大型家具・電化製品の梱包は業者が引き受けてくれます。

「底抜け」
ダンボールの底が抜けてしまうこと。  中身の荷物が重かったり、ダンボールが湿っていたり、ガムテープが十字に張られていないことなどが原因と考えられます。 

「梱包資材」
ダンボール、ガムテープ、緩衝材(エアーキャップ他)、キルティングマットなど荷造り・梱包の際に必要な材料。  梱包資材がサービスで提供されていない場合は、早めに調達しておきましょう。

「緩衝材」(かんしょうざい)
荷物どうしがあたって破損するのを保護する包装紙、発泡ポリエチレンシート、エアーキャップなど。  荷物を持ち上げてみて中身がガチャガチャとなったら緩衝材を隙間に詰め込みましょう。丸めた新聞紙でもOKです。

「縦持ち」
地上から2階、3階部分へと荷物を上げ下げすること。  荷物が上下に移動するのでこのように表現されています。

「横持ち」
荷物が建物を出てから積載されるトラックまでの搬出・搬入作業のこと。  荷物が横に移動するのでこう言われています。

「吊り作業」
大型家具を2階以上の部屋に設置する際に、階段から上げることが不可能なため外からロープを使い開口部から搬入・搬出する特別な方法。  大型家具を搬入した時のことを思い出し、もしその時に吊り作業を行っていたのであれば見積りの時に忘れずに伝えておきましょう。 

「ハンガーボックス」
洋服を運ぶためのボックス。中にハンガーバーがついているので、衣類をハンガーにかけたまま運ぶ事が可能。  しわになりにくく荷造り、収納がとても楽に行えます。


◆引越サービス編
「フリー便」
業者の最も都合の良い日時で行われる引越の形態。時間は午前なのか、午後なのか分からず、中にはあらかじめ業者で特定の日にちを決めているケースも有り。  日時に余裕がある方にはお勧めです。料金はかなり低く設定されています。
日が暮れてからの引越となることもあり、荷物が少ない方向きのサービスといえそうです。

「午後便」
午後から始まる引越。それ以外の詳しい時間は設定できず。  業者はまず午前の引越しをすませてから来るため、はっきりとした時間は分かりません。料金は通常の引越より低く設定されています。日が暮れてからの引越となることもあり、荷物が少ない方向きのサービスといえそうです。

「立ち寄り」
荷物が何箇所かに分かれている場合、途中で特定の場所に一度立ち寄ってから荷物を積み(卸し)引越先に向かうこと。  引越時期、引越プランによっては受けてもらえないこともあります。
事前に相談してみましょう。また立ち寄り忘れのトラブルを避けるため、当日再度確認することをお勧めします。 


◆その他編
「約款」
利用者と業者の間で取り交わされる約束事。  国土交通省が制定した基本ルールである「標準引越運送約款」が使用されることがほとんどです。事前に国土交通省の許可を受け、独自の約款を使っている場合もあります。

 

<少しでも引越し料金を安くする工夫>
上記のポイントがそのまま引越し料金を安くするポイントとなります。引越しをよくする方であれば、普段から運びにくい家財道具(大きい、重たい)はなるべく買わないようにするのも一つのポイントとなります。まだ新居が決まっていないのであれば、トラックがすぐ近くまで入る、階段が広く荷物を運び安そう、玄関が広いなども少しだけ頭の中に入れて新居を選ぶのも良いかもしれません。特にお持ちの家財道具が玄関から入らない場合、もうこれはベランダや窓から入れることとなるのですが、場合によってはクレーン車の力を借りることとなるかもしれません。もちろん新居選びは「住み安さ」を最優先で選ぶべきですが、少しは頭の片隅に置いておくと後々困ることが少ないと思います。

最後に梱包のための資材料金。これも以外と値段が高いものです。ダンボール箱の料金などを無料としてくれる引越し業者もありますが、無料としている大くの業者がもってくるダンボール箱は、他のお客さんが使った中古のダンボール箱です。中には新品の段ボール箱を何枚までなら無料でサービス、なんて引越し業者もありますので営業マンに聞いてみると良いでしょう。無料なので誰かが使っていても気にならない方にはありがたいことだと思いますが、何が入っていたかも分からないダンボール箱は少し抵抗もあるものです。もし自分でダンボール箱を安く手に入れることができるのであれば、自分で用意するのも一つの手でしょう。特にテレビやオーディオ機器、パソコンなどの家財道具を購入した際のダンボール箱。引越しをよくされる方で収納スペースがあるのであれば保存しておくのも良いでしょう。買った際のダンボール箱があれば梱包資材を使う必要がなくなるのですから。


  
<料金トラブルに注意>
お金の支払いに関することは見積りの際、真っ先に確認しておく必要があります。抑えるべきポイントはキャンセル料、一時金、支払い方法について。このひと手間が料金トラブル回避の鍵と言えそうですね。参考までに、標準引越運送約款ではキャンセル料と一時金の扱いについて、このように定めています。

『引越のキャンセルは、2日前までは無料。前日は見積り運賃の10%以内、当日は同20%以内のキャンセル料が発生。ただし下見に要した費用があれば別途請求できる。また内金、一時金については請求しない。』

*ただし独自の約款を使用している場合はこの限りではありません。