引越し業者の選び方
<引越し業者の種類、メリット・デメリット>
引越し業者は主に三種類に分類されるといわれています。
◆大手引越し会社◆
テレビや雑誌なのでも盛んに宣伝して良い聞く知名度の高い会社で均一サービスが売りなだけあって安心ですが、設備や教育、宣伝などにそれなりの経費がかかっている分費用は割高の場合が多いです。
大手引越し業者の最大の強みは日本のどこへでも引越し可能なことです。場合によっては海外への引越しもサポートしてくれると会社もあります。どんな狭い場所であっても、山奥でも(もちろん道があるところまでですが)断られることはまずないでしょう。また、よくCMでもみかけますが大手の引越し業者さんの強みの一つとして梱包作業を任せられることです。もちろん物が壊れない程度の最低限の梱包になるので、本当に大事なものや壊されたくないものに関しては自分で梱包することをお勧めしますが・・・。
金額に関しては先ほども述べましたがすこし割高です。でも、見積もりも現地に来て状況を把握してから出してくれるので、後から“もっとかかります”といったような追加の料金がかかるようなことが少ないのでその点も安心の一つです。
◆中堅引越し会社◆
業者数では一番多く、需用も一番多いため、オリジナルサービスや価格の差が激しいのが特徴です。うまく選べばお得で納得なサービスが選べますが担当者や作業員による格差がけっこうある場合があります。
会社によってサービスや対応が異なるので、事前に情報収集等が大事になってきます。梱包に関しても大手ほど丁寧な梱包作業をしてくれるところは少なく、角を保護するだけのものであったり、トラックの荷台では毛布をかけるのみと言ったような簡単な梱包ですましてしまう企業がほとんどです。どうしても傷つけられたくないもに関しては、事前に梱包方法を確認し、それでも心配な方は自分で梱包するのをお勧めします。
中規模の引越し業者は見積もりに関して、大手の引越し業者ほどしっかりとしたものではありません。全てマニュアル化されている大手とは違い、おおよそで料金がだされることも多いようです。また電話だけである程度の料金を出してくれる業者も中にはあります。さきほど料金の格差が激しいことが特徴と書いたのはこのためです。中規模の引越し会社を選ぶ際には一社だけでなく数社から見積もりを取ることをおすすめします。値段の格差が激しい分、安い会社に飛びつきがちですが、荷物に対してトラックが小さい・人が少ない・・・と言った当日トラブルになったり、補償をほとんどしてくれなかったりすることが多いので注意が必要です。業者任せにせずに作業内容やサービスについての確認をすることが大切になってきます。 特に取引先保険会社を契約書などに明記していない引越し業者は保険に加入していない恐れもあります。このような業者には依頼をしない方が無難でしょう。
◆軽貨物引越し会社◆
個人営業の場合が多く融通が利き、料金もかなり抑えられますが積載量が350Kgと制限され運転者1人での作業が多いです。引っ越し専用のオプションなどはあまり期待できませんが、荷物が少ない単身や分納できる場合は検討するとよいでしょう。赤帽などがこれに含まれます。
通常は運転手一人のため(つまり作業員が一人ということになりますね)、手伝いが必要になる場合もあります。特徴は値段の安さでです。大手引越し業者とは比べ物にならないほどの引越し料金となることがほとんどです。ただし、軽貨物引越し会社のほとんどのは時間制の料金体系となっているので、荷物が多かったり、運ぶ距離が遠い場合に関してはあまりメリットがない場合があるので注意が必要です。また、わざとゆっくり作業ををしたり、渋滞しそうな時間帯や道路を選ぶなどの悪徳業者もあるようなので事前にしっかりと料金の打ち合わせはしておきたいものです。
梱包に関しては、ほとんどされないと考えてもいいでしょう。補償についても、ほとんど補償されないと考えていいでしょう。見積もりの際にある程度は確認しておくと良いかもしれませんが、壊れやすいもの、大切なものは自分でしっかりと梱包をしておくことをおすすめします。
*その他(便利屋業者等)
“格安!引越しお手伝いします”といったようなちらしを一度は目にしたことがあるでしょう。引越し業者に頼む金額の半分くらいの値段で引越しができてしまうとうたっている会社もあるので、その値段の安さに思わずお願いしたくなってしまいがちですが、引越し引越しを事業として営めるのは、「一般貨物自動車運送事業者」「貨物軽自動車運送事業者」「貨物利用運送事業者」の3事業者だけです。上記の事業者許可をとっていなければ、便利屋といえども荷物を車にのせて引越しをすることは違法になっています。もし頼む際は、事前によく確認することが必要になってきます。
<状況にあった引越し業者選び>
引越しと一言でいっても、一変通りではありません。様々な状況・理由があり、大切な荷物があります。下記では状況に応じた業者選びの例を紹介しています。
例えば・・・新しく家を建てた場合。大手引越し業者さんを奨めします。お家を建てて新しい家具を購入してと、お金がかかり引越し代金は少しでもおさえたいというのが本音だと思います。でも少し考えてみてください。せっかく傷一つない新しいお家にこれから住むという希望に満ち溢れている時に、お家に傷かついてしまうことを・・・。住みながら直せる傷ならまだしも、引越してこれない傷であったり、直らない傷であったら取り返しがつきません。ただし、大手の引越し業者であれば、傷つけられたり壊されたりしないということではありません。大手の引越し業者が安心できる一番の理由は、事故がおきた後の保障がしっかりしているということです。それに大手でしたら必ずしっかりとした梱包と養生を行ってくれます。 価格の安い引越し業者は必要最低限の養生しかしてくれない場合もあります。補償だって・・・。こんなリスクの高い引越しよりも、多少高くても安心を買うと思えば安いものですよね。
妊娠中や子供が小さい場合。引越し当日までな~んにもしないで待ってます。といったような内容のCMを一度は目にしたことがないでしょうか。本来の引越し業者のサービスは大手であっても中小でも箱詰めや荷造りといったサービスは含まれていません。でも忙しくて引越しの準備が出来ない人や、理由あって引越しの準備が出来ない人の為のおまかせサービスというのが存在します。もちろん普通の引越しよりも値段は多少高くなりますが、無理をして体調を壊してしまったりしたら大変ですよね。もちろん全部を任せたほうがいいという訳でなく“ここまでは自分で、後は業者に”ときちんと決めて、見積もりの際にでも相談してみるのがいいですね。業者のほうにも出来ること出来ないことははっきりしていると思うので、何社か相談してみて一番自分にあった業者に頼むのがいいでしょう。
一人暮らしの引越しの場合。よほど荷物が少ないのであれば自分で引越しするのも手ではありますが、小規模な引越し業者さんをお奨めします。ただ注意点としては、家財道具が多少傷ついても構わないような安価な家具であることが前提です。梱包や養生を期待せずに、ただ荷物を運んでもらうだけでいいという考え方ならば、一番安い引越し業者で十分だと思います。自分で引越しをするよりも安くなる場合も・・・・。大手引越し業者のサービスにも、家財が少なめな方向けのものがありますが、多少割高になっています。もちろん高価な家具等があるようであれば、大手の引越し業者さんに頼んでしっかり梱包をしてもらってください。
高価な家具を持って引っ越す場合。大手引越し業者を強くお奨めします。大手の場合値段は高くなりますが、なんと言っても梱包がしっかりしています。中小の引越し業者の場合、梱包をしてくれるところももちろんありますが、本当に気持ち程度の梱包しかしてくれない業者もいます。大事な家具がむき出しのままだったら心配で見てられませんよね。もちろんどんなに厳重に梱包してくれても、傷つけたり壊したりといった事故は、どの引越し業者に頼んでも、引越し現場の条件や、作業をするスタッフの質によって大きく左右されます。 ただもし傷ついてしまったとしても大手の引越し業者であれば、しっかりと補償してくれます。中小の業者の場合は、難癖をつけて補償を拒んだり、逆に言いがかりだと攻め立てられたり・・・もちろん全ての企業がこういうことではないですが。でも大手ならばこういうことはまずありえないでしょう。 どうしても中小の引越し業者に頼む際には、見積もりの際に梱包の方法・補償の内容をしっかり確認し、家具を写真に撮ってもおくのもいいかもしれません。小さい傷なども含めれば必ず事故はおきると考えていた方が、間違いないと思います。少しでもトラブルを回避できていい引越しが出来るなら、多少お金が高くても決して損ではないと思いますよ。
<こんな引越し業者には注意>
◆態度が悪い会社
当たり前ですが態度の悪い会社には頼みたくないですよね。確かにこちらからお願いしたくて連絡しているとしても、お金を頂く以上丁寧な態度で接してほしいものです。引越しの際には結構な金額がかかるだけでなく、自分の大事な家財道具なども一式預けるのです。万が一何らかの事故やトラブルにあったときに、任せられる窓口や営業がいるといないのでは大きな違いです。確かに料金も大事ですが、もしもトラブルになった時のことを考え多少値段が高くなっても、電話受付や営業の対応がよいところのほうが安心ですよね。
◆事前に内金を取る会社
キャンセルを防ぐために手付金、内金、予約金、保証金など様々な名目で引越し前に何割かの料金を取ろうとする会社がいます。標準引越運送約款では運賃は荷物を受け取る時に支払いとなっています。キャンセル料金に関しても別途引越約款でされているはずなので、こういう要求をしてくる引越し業者には作業を任せない方が任せないほうがいいでしょう。ただし引越し料金の前払いを求める行為は何ら問題(違法)ではありませんので注意して下さい。また下見が必要な場合、見積もりだけでも料金を取る会社もありますので見積もりを取る前に確認するのがいいでしょう。
◆トラック協会に加盟していない会社
引越し業者で使用しているトラックはほとんど“トラック協会”に加入しています。これはトラック運送業者の適正な運営のために組織されたものです。すべての業者が加盟してはいないのですが、きちんとした業者ならほとんどがトラック協会に加盟しています。逆に加盟してないと・・・少し心配ですよね。もしも頼んだ業者とトラブルになり相談できなくなってしまった時でも、その業者がトラック協会に入っているのなら協会に相談することも可能です。事前に聞いてみるのもいいでしょう。
◆ 保険に入ってない会社
当たり前ですが、損害保険に入っていない会社なんて選びたくないですよね。トラブルを防ぐためにも事前に保険会社名や補償内容の確認忘れずにしてください。
◆ 標準引越し運送約款の提示がない会社
「標準引越運送約款」はトラブルを避けるために作られた、契約に関するルールです。見積もりの時には業者はこの「標準引越運送約款」を提示しなければいけません。提示したがらないところは少し疑ってかかったほうがいいでしょう。業者が自分のところで独自の約款を作っているところもあります。きちんと提示してもらってしっかり確認してくださいね。
◆見積書の内容
見積り書の中には引越し業者の正式名称、事業許可番号、所在地、電話番号、担当者の名前などが記載されていなければいけません。記載されていないような見積もり書を出す企業は信頼できないのでやめておきましょう。他には金額の内訳が書いてなかったりする会社もお奨めできません。
◆割引を強調する広告をだしている会社
よく“キャンペーン中につき今なら半額!”といったような広告やチラシを目にしますが、引越しは形の無いサービスが商品です。一体どの基準で半額なのでしょうか?ついつい半額という言葉に誘惑され頼んでしまう人も多いようですが、見積もりは数社からとることをお奨めします。
<よい引越し業者とは>
引越しは、どこの引越し業者かももちろんですが、「当日の作業員さんがいい方に当たるかどうか」の方が、満足度の差は大きいように思います。
ここで大事なのは、その引越し業者の
・社員教育がしっかりしているか。
・仕事の質が高いか。マナーはいいか。
・正社員でも、アルバイトであっても、誇りを持って仕事にあたってくれるか。
・それぞれの引越し業者のカラーと、作業員さん個々人の資質です。
リーズナブルでも、良心的で満足のいく引越しをしてくれる引越し屋さんも、もちろんあります。
これは、運、というよりも、ご縁のものだと思います。
<引越し業者を探す>
遅くても引越しの2週間前までには引っ越し業者を決めて荷造りを始められるよう、時間に余裕を持って引越し業者を探しましょう。
できれば引越しまで1ヶ月~2ヶ月くらい余裕があると、準備が楽です。
(1)引越し一括無料見積もりサービス
以前は引越しをするとなると、電話帳か折込みチラシを見て、自宅に近い引越し屋さんに1軒1軒自分で問い合わせるしかありませんでしたが、今は非常に便利なものがあります。 インターネットによる「引越し無料一括見積もりサービス」です。
「引越し無料一括見積もりサービス」は、ネット上で引越し内容と希望条件を入力して送信すると、複数の引越し業者から一斉に引越し料金の見積を返してもらえるサービスです。
*「引越し内容」とは、家具の数・荷物量の概算・家族の人数・現在の住まいと引越し先の住まいの間取り・引越しの移動距離など。
*「希望条件」とは、荷造りおまかせコースを選択したり、エアコン移設などのオプションサービスを依頼するなどの内容です。
引越し見積もりサービス所定のフォーマットにしたがってチェックしていくだけですので、誰でも簡単に入力して送信することができます。
さらには、実際にそのサービスを利用して引越しをした人に行ったアンケート結果から、各引越し業者の評判や、口コミ情報も得ることができます!
実際に引越しをした人による引越し業者の評判や口コミは、大変貴重で役に立ちます。
これらの引越し見積もりサービスは、もちろんすべて無料で利用できます。
自分の引越し金額の大体の相場や引越料金の目安がわかり、各社の比較ができますので、ぜひ上手に利用して有効活用してください。
引越し業者無料一括見積サービスにも、各社特徴があります。よく比べてみましょう。
いくつかサイトをご紹介します。
☆無料一括見積は引越し価格ガイド
引越しはいくらかかるの?ネットで頼むと安くなる!無料一括見積は引越し価格ガイド
☆引越達人セレクト
引越し、最大15社一括見積りが無料!引越達人セレクト
☆引越比較.com
60社以上の引越し業者へ無料で一括見積もり依頼!引越比較.com
~大切な家具や食器、美術品などがある場合は、安全・安心を重視して、大手の引越し業者を検討している時は・・・。~
☆引越し達人セレクト大手
安心&信頼の大手引越し業者のみ参加、引越し達人セレクト大手
☆引越し大手比較.com
簡単入力で大手引越し業者へ一括見積もり!引越し大手比較.com
☆e-ひっこし
大手引越し業者だけが参加する無料引越し見積サービス「e-ひっこし」
大体1~2日くらいで、複数の引越し業者の引越し見積もり一覧が送られてきます。
それぞれの引越し業者が提示している引越し見積もり内容をよく見比べて、その中から何社か選び出します。
そしてその引越し業者のサイトから直接ネット見積もりをしてもらうと、一括見積サービス経由とは違った独自のキャンペーンを行っていたり、割引をしてもらえることがあります。
またはその引越し業者に電話で問い合わせをしてみて、対応の感じの良いところを選ぶとよいでしょう。
(2)引越し業者訪問見積もり
見積もりをもらった引越し業者から、最終的に3社ほど選び出します。
そして、訪問見積もりをしてもらいます。訪問見積もりとは、引越し業者の方に家まで来てもらい、家具と荷物、建物などの様子を実際に見てもらうことです。
これは必ず行いましょう。
引越し業者訪問見積もりはなぜ必要か?
なぜ引越し業者訪問見積もりが必要なのでしょうか?
インターネットや電話だけの見積もりだと、互いに「大体このくらいだろう」という予想で荷物の量をはかることになります。
そのため、実際にはもっと荷物が多かった、トラックに積みきれなかった、などのトラブルになる可能性があります。学生や単身者など、1人分の生活に必要な身の周りのものだけで荷物が少ないような場合は、大体概算通りの荷物量になりますので、インターネットや電話の見積だけでも大丈夫かもしれません。
しかし、引越しは一件一件条件が違います。
実際に建物や家具、荷物を見た上での契約でないと、追加料金の発生など思わぬトラブルになる場合があります。
トラブルを避けるためにも、ぜひ訪問見積もりをしてもらうことをお勧めします。
以上色々書いてきましたが、引越しは一生のうちそうあるものではありません。特にやっと購入したマイホームへの引越し・人生の節目の引越しなどで後悔したくないですよね。ですから、色々迷うとは思いますがまず判断基準のひとつとして、「料金」「サービス」「保証」の3つのポイント比較により業者を選んでみてはいかがでしょうか。